不安を抱える受験生を導いてあげたい
オープンキャンパスの学生チーフを担当
不安を抱える受験生を導いてあげたい
オープンキャンパスの学生チーフを担当
不安を抱える受験生を導いてあげたい
オープンキャンパスの学生チーフを担当
オープンキャンパスの学生チーフを担当
高校時代、立教大学の学園祭に訪れました。真剣に行きたいと考えていた大学だったので、仲間とではなく一人で来たのですが、道もわからず心細い気持ちで何とか門にたどり着きました。その時、学生のスタッフが声をかけてくれ、キャンパスを案内しながら、受験相談のできる場所に連れて行ってくれたんです。それがきっかけで、立教大学に興味をもっている高校生を導いてあげられる存在になりたいと思い、入学後にオープンキャンパスの学生チーフになりました。スタッフには、当日に現場で動く学生スタッフと、私たち学生チーフという運営スタッフの2種類があり、学生チーフは前年度11月から稼動し、企画を考え、学生スタッフの研修や配置まで担います。
コロナ禍以前のオープンキャンパスは、個別相談など予約なしで参加してもらえるコンテンツがたくさんありましたが、今は来場型の企画の場合、人数を絞るため予約制となります。今年(2022年)は、応募開始から2時間で枠が埋まってしまいました。たくさんの高校生に来てほしいので、来年はそこを改善し、個別相談も再開したいと思っています。
今回、私が携わったのはYouTubeのライブ配信企画で、各学部の学生が2人ずつ受験生の質問に答えました。参加者を集めるための工夫を凝らし、視聴者がチャット機能で学生に相談できる形式であったので、「チャットdeトーク」というわかりやすい名称とし、YouTuberの配信のような親近感を出すようにしました。
人気のキャンパスツアーで、私のオススメ施設は2カ所。1つは池袋キャンパスの図書館です。単独の図書館としては、国内最大規模の蔵書数を誇ります。とてもきれいで、勉強にも文献探しにもよく活用されています。もう1つは第一食堂。まさにハリーポッターの世界で、見学した人はみな驚きます。施設とはちょっと違いますが、1号館の正面の風景も。ツタのからまる校舎は、立教大学の象徴として、パンフレットなどいろいろな場面で見ることができますが、実際に見に来てほしいですね。キャンパスツアーに参加できなかった人は、日常的に自由見学を受けつけているので、ふだんの日にもぜひ来てください。
食品メーカーでの開発職を目指し
大学院への進学を視野に勉強中
立教大学は、子どもの頃からの憧れの大学でした。父が立教ファンで、立教大学の良さをすり込まれていたからです。実際に初めてキャンパスを訪れた時は、衝撃でした。池袋キャンパスは、例えるなら観光地のような景観だったからです。テーマパークや横浜の赤レンガ倉庫のようで、「これが大学なの?」と。「ここに通うことが日常になったら、人生観が変わりそう」とまで思いました。そのくらい魅力的なキャンパスです。
生命理学科を選んだのは、高2の頃に将来のことを考えた時、食べることが好きなので、食品関連の仕事に就きたいと思ったからです。当時からお金のほとんどを外食などの食べることにつぎ込むくらい、「食」に関心がありました。「食」といってもいろいろな分野がありますが、特に興味のあった遺伝子組換え食品について学べる学科が、生命理学科だったのです。
立教大学は文系学部が多く、理学部は孤立しているんじゃないかというイメージがありましたが、入ってみると、文系学部と同じキャンパスで他学部の人との交流も盛んですし、理学部自体もいい意味でちょっと変わったおもしろい人が多く、実験の授業を通して仲良くなりやすい環境でした。少人数なので学生の数に対して教授の人数が多く、質問しやすいのも特徴です。高校時代、生物を履修していなかったので、最初はついていくのが大変でしたが、未履修の学生に対応した基礎的な授業もあります。通学の移動時間や図書館での自習で、今は生物を履修していた友人より成績が伸びました。
生命理学科の専門科目では、2年の春学期に履修した「分子生物学Ⅱ」がおもしろいです。遺伝子の翻訳に伴うミスやその修復方法を学ぶ授業で、担当する関根靖彦教授の「自分で考える力をつける」という指導方針に鍛えられています。毎回、課題が出ますが、最初は問われている内容も理解できず、見当外れな解答をしていました。質問したくても、何を聞いたらよいのかもわからないほどです。しかし、先生が親身に相談にのってくれ、全体を把握してから細部を理解していくようにしてから、勉強が楽しくなり、学ぶ姿勢もよい方向に変わっていきました。夏休みの特別課題は提出しなくてもいいのですが、積極的に取り組んでいます。
遺伝子組換え食品について学びたくて入った学科でしたが、いろいろな授業を受けるうちにやりたいことが少し変わってきました。ただ「食」への興味は変わらず、今は、菓子類の商品開発に関心が高まっています。開発職に就くため、目指しているのは大学院への進学。関連する研究室がないため、最初は他大学の大学院への進学を視野に入れていましたが、教授から自分がやっている研究がそのまま職業につながることはあまりなく、大学院で培う研究のやり方が仕事につながるとアドバイスをもらいました。それならば、学部と同じ環境で継続して研究を続けた方が、深く追究できるということがわかり、今は立教大学の大学院への進学を考えています。
失敗してもいいので
自分で考えていろいろなことにチャレンジを
高校生に伝えたいのは、失敗しても自分なりに考えていろんなことにチャレンジしてほしいということ。私は高校時代、1日15、6時間がむしゃらに勉強したことがありますが、成績があがりませんでした。そこで、自分で考え直し、その上で先生にも相談して最善策を見つけていきました。自分で考えながら、人の意見にも耳を傾けるとよいと思います。そこはバランスが大事です。
立教大学は、池袋キャンパスも新座キャンパスも清潔感があり、学校に行くことが楽しみになります。また、授業やサークル以外の課外活動が多く、卒業までにさまざまなコミュニティで多くの人と出会えます。地方出身の人や留学生など育った文化が異なる人もたくさんいますし、自分で学費を払っている自立した人もいます。多彩な交流の中で必ず気の合う人が見つかりますし、さまざまな環境を生きる仲間から刺激を受けることできる大学です。