コロナ禍のオープンキャンパスも
企画力で受験生を応援
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立教名物「校舎に絡まるツタ」の縁起担ぎとは?
立教大学を志望したのは、オープンキャンパスに参加したことがきっかけです。池袋駅からすぐの都心とは思えないほど広々としたキャンパスで、自然も多く、オープンキャンパスの学生スタッフも、優しく対応してくれたため、「こんな先輩たちと一緒にこの大学で学びたい!」と強く思いました。
そんな私は今、立教大学に私を導いてくれたオープンキャンパスの学生スタッフをしています。中学時代の生徒会活動の経験から、組織運営そのものにも関心があり、入学したらスタッフになって運営に携わろうと決めていました。今はスタッフをとりまとめる学生チーフとして、オープンキャンパスの運営、企画立案を担当。2020年度はコロナ禍でオンラインのみでしたが、2021年度は予約制のキャンパスツアーだけは実施しました。オンラインコンテンツも、キャンパスツアーや個別相談のほか、新企画として学生によるトークライブを行い、充実させました。制限がある中での実施にもメリットはあり、通常のキャンパスツアーでは入れない第一食堂に、無人ゆえにご案内できたのは喜ばれたと思います。映画のハリー・ポッターの世界のような第一食堂は、池袋キャンパスでも1、2を争う見どころです。
また、池袋キャンパスは、ツタに覆われた1号館が有名です。案内しながら、「受験生がこのツタに触ると合格する」というツタにまつわる言い伝えを紹介することができました。実はこの言い伝えにはさらに続きがあって、入学後の学生生活にまつわる話なんです。知りたい人はぜひ、オープンキャンパスに来てキャンパスツアーに参加してください。
法学の学びで、法律と生活の密着した関係を知る
私は法律を学んでいます。小学生の頃、父に裁判所見学に連れて行ってもらったことがあります。法廷で、論理的に話す弁護士や検事の姿を見てあこがれたと同時に、裁判の仕組みを知りたいと思ったことが、法学に関心をもった最初でした。ただ、実際に進路を決める段階になった高校生の時は、公務員として働く両親の影響もあり、国や自治体で人のために働きたいという気持ちが芽生えていました。公務員試験には法学の知識が必要です。最終的にそれが学部選びの決め手となりました。
法学部では、1年次に今の法体系を学びます。「法学入門」という授業では、痴漢冤罪をテーマにした映画を題材に、法の現状や問題点について学びました。映画を活用したため、わかりやすく知識を得ることができました。ゼミ体験を目的とした「法学基礎演習」という授業は、ディスカッションが多く、人の話を聞くことで、自分があたりまえと思っていたことが、他の人のあたりまえとは違うということをわかりました。たとえば、「生と死」をテーマにした時には、安楽死についての是非を話し合いましたが、多様な価値観があることを実感することで、1年次から視野を広げることができました。1年次はどうしても講義形式で「憲法」や「民法」など法律の基礎知識を学ぶ授業が多くなりますが、その中でもこうした双方向で話し合える演習があるのは、人と交流もでき、刺激になります。
2年次には、同じ法律でもこれまで触れる機会のなかった法律を学ぶようになりました。「社会保障法」もその一つですが、20歳になると国民年金の加入など社会保障に関わる通知がくるようになったことで、自分の生活との関わりに気づきました。アルバイトを始めた時に、親から「(収入が)扶養範囲を超えないように」と言われてもあまり真剣に受け止めていませんでしたが、授業が進むうちに、社会保障は私たちの生活の至るところに関係し、保障があって社会が回っているのだと知ることができました。
学部・学科の垣根を超えて自分に合った学びをカスタマイズ
一般的には、公務員を志望する場合、行政系の授業が充実している政治学科を志望するのかもしれませんが、私は法律そのものに興味があったことと、立教大学の法学部では学科を超えて自由に学べることから、法学科を選びました。自治体の地方公務員か、国際規模で仕事ができる国家公務員かまだ模索中ですが、3年次からは行政系のゼミをとり、志望を固め、公務員試験への準備を進めます。
立教大学は、都心にありながら緑豊かで、のびのび学べる環境です。全国からいろいろなバックグラウンドをもった学生が来ており、授業に真剣に取り組む姿勢やディスカッションなどを通じて刺激を受ける場面が多いと感じています。法学部内に垣根がないだけでなく、大学としても教養系の科目として他学部の多彩な講義を受けられるので、法学とは関係ないジャンルから新しい興味や知識が得られます。コロナ禍でオンライン授業が増えましたが、そのおかげで離れている新座キャンパスの講義を受けやすくなったので、私も新しい学びに挑戦してみるつもりです。