R-TIME’S
12
立教大学観光学部観光学科4年
栗田涼音さん
キャンパスツアーで
受験生をサポート

観光学科で学び、
オープンキャンパスのスタッフ活動で成長

観光学科で学び、
オープンキャンパスのスタッフ活動で成長

R-TIME’S
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観光学科で学び、
オープンキャンパスのスタッフ活動で成長

立教大学を進学先に決めた理由

高校時代、将来が想像できず進路に悩んでいた時に、観光学科のことを知り、興味をもったことがきっかけです。幼少のころから、私の家族は旅行で北海道から沖縄までさまざまな地域を訪れていました。イルカに乗るなど子どもにいろいろな経験をさせようとしてくれた親のおかげで、旅行が大好きに。好きなことを仕事にしたいと思い、観光学科のある大学として草分け的な存在の立教大学に入学しました。

学科ではさまざまなことを学びます。テーマパークを学問的に追究する授業では、ディズニーランドの建物の時代背景などを学び、ディズニー好きの私にはとても興味深いものでした。また、法律や経済、環境など多彩な視点から観光について学ぶ授業もあり、人気観光地のゴミ問題や生活者への影響、ホテル経営についてなど、課題も知ることができます。

ゼミの学びで繰り返し鍛えられた
調査・発表能力

2年次から所属している橋本ゼミでの研究は、観光客の行動や心理です。観光地の回り方や、自然と都会など、対照的な場所によって異なる心理作用等をゼミ生同士でのディスカッションなどを通して学んでいます。とくに、毎年実施している夏のゼミ合宿では、2年生から4年生までの縦割りのチームで、大規模な調査を行っていました。1年目は飛騨高山に行き、観光客を観察して実地調査。先輩から教わることも多く、0からデータを集めることで達成感を味わえました。今は卒業論文に向けて「観光とシェアリングエコノミーの可能性」というテーマで個人研究を進めています。まだあまり研究されていない分野ですが、観光に関する文献を調べ、実地調査をし、データをもとにまとめて発表するという2年次から繰り返してきた作業の効果を発揮させたいと思います。

オープンキャンパススタッフの活動を
学業と両立させる

観光学科での学びとともに、立教を選ぶ決め手となったのがオープンキャンパススタッフです。

高校時代にたくさんのオープンキャンパスに参加しましたが、立教大学の学生スタッフがとても生き生きとしていたんです。同時に、入学したら絶対オープンキャンパスのスタッフになろうと決意しました。入学後は、1年生の時からスタッフを務めています。

初めて体験したスタッフ活動は、快活な仲間にも恵まれ、活動そのものがとても楽しいものでした。そこで2年目からは運営スタッフとして、キャンパスツアーのまとめ役となるリーダーを務めました。さまざまな不安を抱えてオープンキャンパスにくる受験生のために、案内や質問への返事はていねいに、そしてツアーを思い切り楽しんでもらうことを心がけました。学食でいつも食べているものなど、自分の体験談を交えて話すよう工夫もしています。観光学部がある新座キャンパスでのツアーの見どころは図書館。蔵書数もさることながら、映像身体学科があるため、映画のDVDなど映像資料が充実しています。また、ツアーでは中までは入りませんが、新座キャンパスのチャペルはステンドグラスや中庭が美しく、新座キャンパス自慢のスポットです。ふだんは開放されているので、機会があればぜひのぞいてください。

学生や職員と協働でつくりあげる
コミュニケーション力が向上

キャンパスツアーは天候に左右されたり、スケジュール通りに進められなかったり、その場での対応に苦労することもありますが、それ以上に得るものが多いと感じています。高校生から保護者まで幅広い年齢の参加者がいるため、臨機応変にアドリブで話す力がついたほか、学部を超えた学生スタッフや大学職員と協働で作り上げるため、コミュニケーション能力も向上しました。受験生の皆さんにとっては、現役の学生と直接話せるチャンスなので、ぜひ参加して立教大学を実際に体験してほしいです。一昨年までのような大規模なオープンキャンパスはできませんが、今年は8月に来場型のキャンパスツアーを、私たち学生が主導して実施します(新座キャンパスは4日間、池袋キャンパスは14日間の予定)。昨年はバーチャル・キャンパスツアーの動画を作りました。私も案内役で出演していますので、YouTubeでぜひご覧ください。

【立教大学キャンパスツアー】

池袋キャンパス編

新座キャンパス編

※キャンパスツアーは、新型コロナウイルスの影響により実施変更になる場合がございます。詳細は立教大学オープンキャンパスのホームページで確認してください。

卒業後の進路 前向きな変更ができた理由

現在は就職活動中(取材時)です。2年次まではツアーコンダクターに関心をもっていましたが、やはりコロナ禍で観光業界は大きな打撃を受けています。私は気持ちを切り替え、広くメーカーの営業を目指すことにし、さまざまな業界のインターンシップを受けました。そこで気づいたのがメーカーと旅行業との共通点。自社製品を作り、消費者からフィードバックをもらうという点で、旅行プランを提供する観光業と同じ魅力があると感じました。また、観光学部での学びは、業界に特化した知識だけではなく、社会人としての基盤となる調査力や分析力、プレゼンテーション力が養われるため、観光業以外の道でも活躍している先輩が少なくありません。もちろん友人の中には、厳しい現状でも観光業を目指している人がいます。立教大学で学んだ力は、狭き門をくぐる時、非常に高いアドバンテージとなるはずです。

また、留学する学生が多い立教大学の中でも、特に観光学部は留学経験者が多い学部の一つです。私自身も、第二外国語の中国語を強化するために、台湾でのプログラムに3週間参加しました。言語以上に身についたのが、サバイバル力。初めての台湾でしたが、つたない中国語でも現地の学生に果敢に話しかけ、一緒に観光したり、食事したり、充実した留学となりました。大学生活を振り返ると、オープンキャンパスのスタッフやベリーダンスサークル、中国語の学習など「新しいことにチャンレンジしたい」という気持ちで選んだ活動ばかりですが、大学での経験の一つひとつが卒業後もきっと活かされるだろうと予感しています。

高校生へのメッセージ

受験生の皆さんに伝えたいことは、受験は最後まであきらめないこと。私は決して余裕のある成績ではありませんでしたが、立教大学の観光学科に入るために、担任の先生に勉強でも精神面でもサポートしてもらい、過去問に何度もあたって出題傾向をしっかり押さえ、合格することができました。勉強のコツは、思い切り集中した後にしっかり休むこと。勉強以外の高校生活も楽しみ、メリハリをつけることで受験勉強を持続させることができます。

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